市販のテキストで合格は可能か?【音声解説】

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市販のテキスト本で合格できるか?という質問はとても多いです。結論からいうと,相当に厳しいです。難しいです。もし,あなたが法学部出身であるとか,法科大学院で勉強したとか何らかの素養があれば可能性はありますが,そうでないなら,まずは教育を受けるべきでしょう。 

実際,僕は8年目の現職行政書士で,多くの行政書士を知っていますが,法学部卒以外で,独学で短期合格したという現職行政書士はたったの一人しか知りません。法科大学院卒の人でも最初の受験では不合格という場合が少なくないのです。ネット上には独学で短期合格したというような記事が溢れていますが,よく見て下さい。それらは全て匿名です。彼らは100%アフィリエイトをやっていて,アクセスを稼ぐための虚言です。

そもそも,大前提として,行政書士試験は開業が可能な「国家資格」です。 100人のうち90人以上が落ちる試験です。 3000円程度の市販本で仕入れた知識で合格できると考えるのは甘すぎるのではないでしょうか。

 

市販本で合格できると考える人の問題は環境にあるという結論

市販本のみで合格できると考えている人は,その環境に問題があるといえそうです。どういうことかというと,本当のことを教えてくれる人が周りにいないということです。そもそも,なぜ市販本で合格できるかもしれないと考えるのか?その答えは,以下の2パターンでしょう。

  1. ネットの無料情報 (匿名情報)
  2. 知ったかぶりの者からの情報

自分が情報弱者であると認識するのは勇気のいることです。しかし,【独学で短期合格できる】だの【市販本で合格できる】などと考えるあなたに伺いたいのは,あなたの周りに現職行政書士がいるのか?或いは,合格者がいるのか?ということです。まず間違いなく,そのような人たちはあなたの周りにはいないでしょう。

上記1・2,これらは百害あって一利なしというものです。 ネットの無料情報を信じてしまったり(もちろん全てがデタラメではないですが),物知り顔で適当なことをいう輩の戯言に惑わされたりすると,貴重な時間を無駄にするだけです。特に(2)に関しては,合格者でもなく,現職でもなく,法学部出身者でもなく,受験生でもないのに,知ったようなことをいうオモシロ人間がどこにでも存在し,いい加減なことをいいます。 そして悪いことにそれを信じてしまう人がいます。ところが,無責任な発言をする者が責任を取ってくれるはずもなく,市販テキスト組はほどなくして戦線離脱,或いは何回か受験失敗を繰り返し,挙句,行政書士資格を恨み,妬むようになるようになり,ネガティブキャンペーンを展開します。それを見た人がまた誤った情報に接するという悪循環・・・これが実際のところです。

正しい情報は,現職や合格者から直接聞くことが重要です。そのために,まずは,正しい環境を創るべきです。それには当たり前ですがコストがかかります。ボクシングを習いにジムに行くのと同じで,ボクシングをしたことのない者からボクシングの薀蓄を聞いたり,自分勝手に猫パンチを習得したりして試合に出てもボコボコにやられて終わりです。

 

市販テキストの正体

さて,市販テキストの正体とは一体何でしょうか? ほとんどの市販テキストは,予備校等が出しています。実は,これは実は予備校勧誘のツールなのです。出している側も,こんなテキストだけで合格できるとは考えていません。これだけで合格できるなら,予備校は存在できなくなります。 

もっと面白いのは,合格本の類ですが,これらなどは発行元の予備校に行けば無料で貰えてしまいます。何せこれらは勧誘が目的なのですから,もともと無料で配っても良いものなのですね。この事実を知らない人は,やはり周りに本当のことを教えてくれる人が誰もいなかったということになります。

 

どうしてもというなら過去問

どうしても予算的に厳しく,受験対策教育等を利用できない場合もあるでしょう。その場合,どうすれば良いのか? 答えは,過去問を徹底的にやりこむことです。過去問の問題と答えをテキストと考えて,これをひたすらやりこむ。15年分を20回以上やりこむ。分からなくともやる。解くというより,もう読む感じです。これが最も安上がりな方法です。もちろん法学力などは身に付きませんが,試験合格の可能性は残ります。 テキストを読み込むなんてことをしても合格はできませんし,十中八九途中で挫折します。

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Vimala

Vimala

東京都行政書士会 Vimala法務事務所代表
特定行政書士 東京入国管理局長承認取次行政書士

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